シャープ堺工場。赤枠がソフトバンクのデータセンター設置予定エリア=ソフトバンク提供

 ソフトバンクとシャープは7日、堺市にあるシャープの液晶パネル工場の土地や建物を活用し、AI(人工知能)向けデータセンターを設置することで合意した。ソフトバンクが土地や建物、設備を買い取り、2025年中の稼働を目指す。

 買い取るのは、堺工場の敷地面積の約6割にあたる約44万平方メートルと、敷地内にあるパネル工場や冷却設備など。米半導体大手エヌビディア製の最新の画像処理装置(GPU)を調達し、計算基盤を構築する。

 生成AIを開発・運用する企業や大学などにも貸し出す。電力容量は約150メガワット規模。将来的に400メガワット超に拡大する見込みという。

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