胴長短足で知られる犬種「ダックスフント」の原産地ドイツで、その繁殖ができなくなるかもしれない――。こんな報道が3月、英国で話題になった。
英BBCによると、発端はドイツの動物愛護法案だった。法案では、犬に苦痛をもたらす可能性があるとして、一定の身体的特徴が示された。これに対し、こうした特徴のある犬の繁殖が禁止されるのではないかと受け止めた愛好家団体(ドイツ・ケネル・クラブ)が反対を表明するなど波紋が広がった。
ダックスフントだけでなく、呼吸器を患う可能性があるとしてブルドッグやパグが、いずれ「繁殖禁止」のターゲットにされるのではないかとの懸念も出ているという。
BBCなどによると、ドイツ食料・農業省はこうした臆測を否定し、犬を苦しめるような奇形種を作らせないようにするのが法案の趣旨だと説明した。
ドイツにはこれまでも動物愛…