Smiley face
写真・図版
適時打を放ち、喜ぶ高松西の丸山=2025年7月16日、高松、木野村隆宏撮影

 (16日、第107回全国高校野球選手権香川大会2回戦 三本松6―3高松西)

 4点を追いかける高松西は五回裏、無死二塁のチャンスを迎えた。打席に立った捕手の丸山怜位選手(3年)は、二回に自身の捕逸をきっかけに失点につながったこともあり、挽回(ばんかい)のチャンスをうかがっていた。

 「とにかく次につなごう」

 センター前へ運んでチャンスを広げ、その後、相手の失策の間に1点を返すことができた。

 新チームになってから公式戦初安打。六回にも適時打を放ち、勢いづいたチームは1点差まで詰め寄った。

 最後は相手に突き放され、敗れた。それでも、「チームが目指す全員野球ができた」と晴れやかな顔で話した。

共有