2023年7月19日 16時11分(日本時間)
[北京(ロイター)]中国の民間企業が7月12日、世界初のメタン液体酸素ロケットを軌道上に打ち上げ、次世代の打ち上げロケットとなる可能性のあるものを宇宙に送り出す点で米国のライバルを破った。
国営メディアによると、キャリアロケット「朱雀2号」は午前9時に中国北西部の酒泉衛星発射センターから発射され、計画通り飛行を完了した。
これは、中国の商業打ち上げ部門で最も初期の企業の1つである北京に本拠を置くLandSpaceによる「Zhuque-2」の打ち上げへの2度目の試みであった。 12月に最初の試みは失敗した。
7月12日の打ち上げにより、中国は、汚染が少なく、より安全で、より安価で、再利用可能なロケットの推進剤として適していると考えられているメタンを燃料とする運搬船の打ち上げ競争において、イーロン・マスク氏のスペースXやジェフ・ベゾスのブルー・オリジンなどの米国のライバルに先んじた。 。