東京ファッションウィークの会場での徳永啓太さん=3月15日、東京都渋谷区、後藤洋平撮影
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東京ファッションウィークを中心に取材を続け、デザイナーからも一目置かれる、車いすのファッションジャーナリストがいる。徳永啓太さん(36)。時にはモデルとして、ランウェーに登場。DJとしても東京パラリンピックの開会式では選手入場時に起用されるなど様々な顔も持つ。

 これまで複数のファッション専門メディアで記事を発信してきたが、つづるのはブランドやモードの動向だけではない。

 最近では、3月の東京ファッションウィークでの記事が印象的だった。徳永さんは、あるショーで開始30分前に会場に着いたにもかかわらず車いす用の動線がなく、間近で見られなかった。そのブランドのデザイナーは現在の世界情勢を憂え、新作の服には「LOVE IS NOT DEAD」「FREEDOM IS OURS」といったメッセージをあしらっていた。

ショー会場移動は公共交通機関で 来年はパリへも

 後日、そうした経緯とともに…

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