学生らの大規模な抗議デモが発生しているバングラデシュで5日、ハシナ首相が国外逃亡し、軍トップがハシナ氏の辞任を発表しました。デモが激化した背景や今後の展開について、立教大学の日下部尚徳准教授(バングラデシュ地域研究)に聞きました。
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バングラデシュのハシナ首相の突然の辞任と国外逃亡は、学生デモの規模が想像以上に大きくなり、抑えきれなくなった結果だ。今後は軍が実質的に管理する暫定政権が発足し、治安を安定させた上で、再び民政化のプロセスを進めていくことになるだろう。
もともと、1971年の独立…