トランプ米大統領は11日、首都ワシントンの犯罪対策のために、地元警察を連邦政府の指揮下に移した上で、800人の州兵を派遣すると発表した。強盗や殺人などの発生率の高さを問題視し「世界で最も安全で美しい首都にする」と宣言した。
政権は6月にもロサンゼルスでの抗議デモ鎮圧のために州兵を派遣しており、国内の治安維持に向けて米軍を利用する動きを強めている。一方で、ワシントンのバウザー市長は「犯罪は増えていない」と反論している。
トランプ氏はホワイトハウスで会見を開き「今日はDC(首都ワシントン)解放の日だ」と宣言。「首都は暴力的なギャング、血に飢えた犯罪者、暴徒化した若者たち、薬物中毒者、ホームレスに占拠されている」と危機感を示した。
トランプ氏は11日、ワシン…