トランプ米大統領は16日に放送された米FOXニュースとのインタビューで、任期中に中国を訪問し、習近平(シーチンピン)国家主席と会談することに意欲を示した。
トランプ氏は中国訪問の可能性について問われると、「もちろんだ」と答え、米中関係が「重要だ」と述べた。ただ、具体的な首脳会談の見通しは立っていないのが現状だ。
米中間では関税の掛け合いで緊張が高まったが、10、11日に両国の高官がスイスで協議。互いに掛け合ってきた関税を115%ずつ引き下げることで合意した。トランプ氏は12日には、習氏と「恐らく今週末に話をする」と述べ、電話協議への意欲を示していた。関税などをめぐって直接、中国側との交渉を進めたい考えがあるとみられる。
トランプ氏は2期目就任後の初の本格的な外遊先として、16日までサウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)を訪問。UAEでFOXのインタビューに応じた。