トランプ米大統領は18日、1963年のジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件で非公開だった資料を機密解除し、公開した。暗殺事件から60年以上が経ってもなお、一部の資料が非公開となっていたことで「真犯人」をめぐる議論が続く要因になっていた。
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トランプ氏は事前に、これまでに非公開だった資料のすべてを公開するとし、分量は約8万ページになると予告していた。国立公文書館のホームページ上で18日に公開された文書は2千点以上に及んだ。
開示された資料については専門家による分析が進められているが、米メディアによると、現時点では目立った新事実は見当たらないという。米紙ニューヨーク・タイムズは専門家の見解をもとに「オズワルド容疑者という1人のスナイパーによってケネディ氏が殺害されたという事件の根幹を覆すような情報はない」と報じている。
事件に関する資料は、2017年までに原則すべて公開することが法律(1992年制定)で定められていた。
だが、一部の資料については…