トランプ米大統領は17日、イランの最高指導者ハメネイ師について「少なくともいまのところ排除(殺害)するつもりはない」とSNSに投稿した。「無条件降伏!」とも書き込み、イスラエルの攻撃で被害が広がるイランに、核開発を放棄して米国が求める合意に応じるよう迫った。
カナダで16日に開幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)を初日で切り上げたトランプ氏は、17日早朝にワシントンのホワイトハウスに戻った。地下にある危機管理室では午後、約1時間20分にわたり国家安全保障会議(NSC)が開かれた。イラン対応で米国が取り得る選択肢が協議される見通しだ。それに先立ち、トランプ氏はSNSに「いわゆる『最高指導者』がどこに隠れているか、我々は正確に把握している。彼を狙うのは簡単だが、その場所では安全だ。少なくともいまのところ我々は彼を排除(殺害)するつもりはない」と投稿。「しかし、民間人や米兵にミサイルが撃ち込まれることは望まない。我々の忍耐も限界に近づいている」と続けた。
イスラエルの単独行動に委ねていた軍事作戦に米軍が加わるかどうかが注目されるなか、トランプ氏は米軍の軍事力を誇示するような形での圧力も強めている。
17日の別の投稿では「我々…