米司法省は6日、米国の政治家や政府高官らの暗殺を計画していたとして、パキスタン人の男をニューヨークの連邦裁判所に訴追したと発表した。ガーランド司法長官は、暗殺計画が、トランプ前政権によるイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官殺害の報復の一環である可能性を示唆した。
発表によると、男はパキスタン人のアシフ・マーチャント容疑者(46)。4月にニューヨークに入り、協力者の男に接触したが、この男が当局に通報して捜査が始まった。同容疑者は、実行役のほか、偵察役の女性、現場を混乱させる目的で抗議活動をする25人ほどの協力者を探していたという。
訴追資料によると、同容疑者は、「パキスタンとイスラム世界に害を及ぼす人物」を狙っていたと供述している。イランでの滞在歴などから、当局は計画にイランが関与しているとみている。米CNNは当局者の話として、標的はトランプ前大統領らだったと報じた。
マーチャント容疑者は、実行…