ブラジルのルラ大統領が18日、国賓として今月訪日するのを前に、首都ブラジリアの大統領府で日本メディアのインタビューに応じた。1月に就任したトランプ米大統領が他国に関税をかけたり領土を取得する意向を示したりしていることについて、ルラ氏は「間違いを犯している」と述べ、トランプ氏を批判した。
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トランプ政権は12日、米国が輸入するすべての鉄鋼とアルミニウムに対し、25%の関税をかける措置を発動した。ブラジルはカナダに次いで2番目の米国への鉄鋼の輸出国で、関税は大きな打撃だが、米国への報復関税は否定している。
ルラ氏は追加関税について「大統領に選ばれたトランプ氏には、取るべき措置を取る権利がある」と言及。だが、他国が被る影響については「その措置によって、誰も被害を受ける義務はない」と苦言を呈した。
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