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米ホワイトハウスで2025年7月9日、アフリカ諸国の首脳を迎え、あいさつを聞くトランプ大統領=ロイター

 トランプ米大統領は9日、イスラエルとイスラム組織ハマスのパレスチナ自治区ガザでの停戦合意について「確実ではない」と留保しつつ、「今週か来週には可能性がある」という楽観的な見通しを改めて示した。米ネットメディアのアクシオスは、8日に開かれた米、イスラエル、カタールの高官協議で進展があったと報じている。

 米ホワイトハウスでアフリカ諸国の首脳らと会談した際、記者団の質問に答える形で「戦争やガザ、我々が関わるその他の全地域で確実なことは何もない。だが、今週か、おそらく来週には、何らかの解決や合意が得られる十分な可能性がある」と述べた。

 ウィトコフ米中東担当特使は8日、記者団に、停戦交渉で四つあった問題のうち三つは解決したと語っていた。アクシオスによると、60日間の停戦中にイスラエル軍がどこまで撤退するかをめぐる見解の相違が残るが、ウィトコフ氏とイスラエルのデルメル戦略問題相、カタール高官による8日のホワイトハウスでの協議で進展があった。ウィトコフ氏が、ガザ地区の大部分で駐留を継続する計画は米国政府として認めないと主張すると、イスラエル側が撤退範囲を拡大する新たな配置図を示してきたという。

 一方、ロイター通信によると…

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