大リーグ・ドジャースは18日(日本時間19日)、通算222勝を挙げ、最優秀投手賞(サイ・ヤング賞)を3度受賞した左腕クレイトン・カーショー投手(37)が今季限りで現役を引退すると発表した。19日(日本時間20日)のジャイアンツ戦が、本拠のレギュラーシーズンでは最終登板となる。
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カーショーは2006年のドラフト1巡目(全体7位)でドジャースに入団し、同球団一筋でキャリアを重ねてきた。11、13、14年にはサイ・ヤング賞を受賞し、14年は投手としては異例のシーズンMVPにも選ばれた。
右足を大きく上げるフォームと落差の大きいカーブが特徴で18年間通算で222勝96敗、防御率2.54。最多勝3度、最優秀防御率5度、最多奪三振3度のタイトルにも輝いた。
昨年は故障に苦しんだが、今季は2年ぶりに2桁勝利を挙げるなど復活。7月には史上20人目の通算3千奪三振も達成し、自身11度目の球宴にも選出された。
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この日の試合前に設けられた引退会見に臨む前、カーショーがグラウンドに出てくると、多くのカメラがその姿を追った。普段は1、2台ほどの中継局のカメラが8台並び、「レジェンド」の引退の注目度を物語っていた。
カーショーは、息子のチャーリー君とキャッチボールするなど、リラックスした表情で体を動かしていた。その後、午後5時半から引退会見した。
家族やチームメートも駆けつけ、会見場は100人以上ですし詰め状態になった。
カーショーは冒頭のあいさつで、好きな聖書の一節を紹介した。
何をするにも、主に対してす…