埼玉県吉川市のリサイクル会社の敷地内にあったドラム缶から遺体が見つかった事件で、遺体は成人女性だったことが埼玉県警への取材でわかった。司法解剖の結果、明らかな外傷はなく、死因は不詳だった。県警は死体遺棄事件とみて調べている。
県警によると、ドラム缶は同県所沢市のレンタルトランクルーム内から同社が17日午後に回収した。同社従業員が18日午後3時半ごろ、ドラム缶を開けて遺体を見つけたという。
遺体は比較的高齢とみられ、県警は、死後相当の時間が経過しているとみている。発見時、衣服を着た状態で、ブルーシートがかけられていたという。
捜査関係者によると、今年2月にレンタルトランクルームの使用料の未払いがあったため、管理会社の関連企業の従業員がルーム内を見て、ドラム缶があるのを確認していたという。ドラム缶は金属製で、直径約60センチ、深さ約90センチ。