忠類ナウマン象記念館に展示されている復元骨格(レプリカ)と今回化石を発見した添田雄二学芸員=2024年12月6日午後4時14分、北海道幕別町

 1969~70年にかけて、ナウマンゾウのほぼ全身の骨格化石が見つかった北海道幕別町忠類地区の発見現場で、同じ個体とみられるナウマンゾウの頭の骨の化石が見つかった。近年の研究でこれまで未発掘だった場所にも化石が埋まっている可能性が出てきたため、町教育委員会が今年10月に再発掘調査を行っていた。同地区でナウマンゾウの化石が発見されたのは54年ぶり。

 幕別町教委が3日、発表した。再発掘調査は今年10月21日から5日間実施。町教委の添田雄二学芸員が、前回と同じ約12万年前の地層から約7センチ四方の化石を見つけた。

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