イスラエル軍がレバノンのイスラム組織ヒズボラの本部を空爆し、ヒズボラの最高指導者ナスララ師を殺害した。緊張が極度に高まるなか、中東全体を巻き込む地域紛争に発展するリスクについて、立命館大の末近浩太教授(中東地域研究)に話を聞いた。
- 最高指導者・ナスララ師はどんな人物か イスラエルが殺害を発表
ナスララ師はアラブ世界において、非常に名の知られた重要な人物だ。対イスラエルで強い求心力を持ち、象徴としての意味も大きい。そのナスララ師が死亡したとなれば、レバノンだけでなくイランも黙っていられない。地域紛争をエスカレーション(緊張の激化)させるリスクがある。
ナスララ師が亡くなった後も…