7月16日、サウジアラビアのジッダで岸田文雄首相と会談するサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(右)。
2023年7月17日 13時14分(日本時間)
ジッダ(サウジアラビア)-岸田文雄首相とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は日曜夜、サウジアラビア西部ジッダでの会談で、外交・経済関係強化に向け外相レベルでの戦略対話を確立することで合意した。
岸田氏は会談後、記者団に対し「中東地域にはパレスチナ問題やイランの核関連活動など難しい問題が残っている。 日本は緊張を緩和し、状況を安定させる役割を果たすだろう。」
皇太子との会談に先立ち、岸田首相はペルシャ湾岸地域の6カ国が加盟する湾岸協力会議のジャセム・アル・ブダイウィ事務局長とジッダで会談した。 岸田氏は、GCCとの外相会合を定期的に開催し、2024年末までに締結が期待される自由貿易協定の交渉を再開する必要性を確認した。