岸田文雄内閣総理大臣
2023年9月2日 16時19分(日本時間)
東京(時事通信)-岸田文雄首相は一連の首脳会談に出席するため、火曜日から7日間インドネシアとインドを訪問すると松野博一官房長官が金曜日の記者会見で明らかにした。
岸田首相は水曜日にジャカルタで東南アジア諸国連合の首脳らと会談する。
同首相は、12月16日から18日に東京で友好協力関係50周年を記念して開催される日ASEAN首脳会議に先立ち、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けてASEAN諸国との協力を確認することを目指している。
日本、中国、韓国、ASEAN10カ国の首脳も水曜日にインドネシアの首都で会合を開く予定だ。
岸田氏は翌日、日本、米国、中国、ロシア、インド、韓国、ASEAN諸国など18カ国で構成する東アジアサミットで地域問題を話し合う。
さらに同氏は、9月9日からニューデリーで2日間の日程で開催される20カ国・地域(G20)先進国・新興国首脳会議に参加する予定で、主に食料安全保障とロシアのウクライナ侵攻の影響を受けた経済のデジタル化推進方法などが議題となる予定だ。 。
日本は今年、主要民主主義7カ国(G7)議長国を務めているため、岸田首相は5月に広島で開催されるG7サミットの結果をG20会合で採択される成果文書に反映させることを目指している。
岸田氏は歴訪中に中国の李強首相との会談を目指している。 しかし、東京電力ホールディングス株式会社の福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出に対して中国が強く抗議している時期に会談が開催されるかどうかは不透明である。
一方、日・ASEAN首脳会議とG20首脳会議をそれぞれ主催するインドネシアのジョコ・ウィドド大統領とインドのナレンドラ・モディ首相とは個別に会談する予定だ。