林芳正外務大臣は火曜日、カイロでエジプトのサメ・シュクリ外務大臣と会談した。
2023年9月6日 17時37分(日本時間)
東京(時事通信社)-林芳正外務大臣とエジプトのサメ・シュクリ外務大臣は、世界の食料安全保障の確保に向けて両国が緊密に連携していくことで合意した。
閣僚は火曜日にカイロで行われた会合で合意に達した。
林氏はシュークリーに対し、ロシアのウクライナ侵攻は国際社会に深刻な影響を与えていると語った。
林氏はまた、メルトダウンに見舞われた東京電力ホールディングスの福島第一原子力発電所からのトリチウムを含む処理水の海洋放出についても説明し、排水計画が確実に行われていることを確認した国際原子力機関の報告書に言及した。国際安全基準を満たしました。
これに対し、シュクリ氏は理解を示した。
日本の大臣はまた、チュニジアとモロッコの大臣とも会談し、福島の放水についての理解を得た。
林氏、アラブとの団結を求める
一方、林氏はカイロでの会合で国際秩序維持のためアラブ諸国との団結を求めた。
林氏は火曜日、カイロで開催された第3回日本・アラブ政治対話での演説で、「ロシアのウクライナ侵略は、我々全員が恩恵を受けてきた国際秩序の基盤そのものを揺るがしている」と述べた。
「今こそ法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守るために団結する時だ」と続けた。
林氏はまた、日本とアラブ諸国はエネルギー分野を超えて、地球規模の問題に取り組む「より緊密なパートナー」になるべきだと述べた。
同氏は、日本企業がアラブ諸国でビジネスを始めることを奨励することで、日本政府がアラブ諸国の経済多角化を支援するために協力すると述べた。
アラブ側からは、21カ国と1機関の代表が日本・アラブ対話に出席した。 出席者はロシアによる核兵器のいかなる使用や使用の威嚇にも反対する共同声明を採択した。