左から、日本の国旗、中国の国旗
2023年7月18日 16時49分(日本時間)
【北京(時事通信)】日本の自衛官チームは月曜日、中国軍関係者と会談し、両国の直接の交流は4年ぶりとなった。
日本チームは人民解放軍関係のシンクタンクメンバーらと協議し、中央軍事委員会統合参謀部のジン・ジェンフェン副参謀長とも会談した。
空軍のジン中将は、両国間には依然として深刻な困難が残っていると述べた。 同氏は、3月に二国間防衛ホットラインが設立されたことに言及し、対話の重要性を強調した。
海上自衛隊司令官日本チームを率いる柳田淳氏は、今回の訪問を中国軍関係者の意見をより理解する機会として活用したいと述べた。
チームは日曜日に中国に到着した。 7月24日までの滞在中、山東省にある海軍北シナ海艦隊青島基地を訪問する。
民間団体「笹川平和財団」の主導で2001年に始まった交流事業で、日中の中堅将校が互いの国を訪問した。
このプログラムに基づく交流は、日本の施政権が適用される沖縄県の尖閣諸島(中国は釣魚島と呼んでいる)をめぐって両国関係が悪化した2012年に中断された。
両国は2018年に交流を再開したが、2020年は新型コロナウイルスのパンデミックにより再び交流を中断しなければならなかった。