月曜日、ニューヨークでアントニー・ブリンケン米国務長官と会談する上川陽子外務大臣(左)。
2023年9月19日 16時19分(日本時間)
ニューヨーク — 上川陽子外務大臣は月曜日、ビッグアップルで米国と英国の外務大臣と会談し、日本のトップ外交官として世界舞台にデビューした。
上川氏は同日、国連総会ハイレベルウィーク期間中に開催されたG7外相会合でも議長を務めた。
元法務大臣は、岸田文雄首相による今回の二度目の内閣改造で、9月13日に新たなポストに任命されたばかりである。
上川氏はアントニー・ブリンケン米国務長官との会談で、両国が直面する課題について率直に議論するよう呼び掛けた。
ブリンケン氏は、米国は「日米間のパートナーシップがこれまでになく強まったという事実」を「深く感謝している」と述べた。
両者は日米同盟の向上に向けて協力を深めていくことで一致し、安全保障や経済分野での協力を推進することを確認した。
上川氏はジェームズ・クレバリー英国外相との会談で「日本にとって英国の重要性は変わらない」と述べた。
これに対し英国は防衛、経済、安全保障などの分野で日本と緊密に協力したいと賢明に答えた。
上川氏はブラジルのマウロ・ヴィエイラ外相と会談した。 両氏は来年リオデジャネイロで開催されるG20首脳会議に向けて両国が協力していくことを確認した。
国連の専門機関である国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長も上川氏と会談した。 福島第1原発の処理水の海洋放出に関する協力覚書を締結した。 同発電所は東京電力ホールディングス株式会社によって廃炉が進められている。
上川氏は、日本は科学的根拠に基づいて処理水の安全性を説明し続けると述べた。
グロッシ氏は、処理水の海洋放出が続く中、IAEAは日本に継続的な支援を提供すると強調した。