北朝鮮の国旗
2023年7月12日 10時13分(日本時間16時50分更新)
日本政府は、北朝鮮が水曜日午前9時59分ごろ、弾道ミサイルとみられるものを発射したと発表した。
国防省は、ミサイルは午前11時15分、朝鮮半島東の日本海の日本の排他的経済水域外に落下したものと推定されると発表した。
これまでのところ日本の航空機や船舶への被害は確認されていない。
飛行時間は74分で、北朝鮮のミサイルとしては史上最長の飛行時間となった。
韓国合同参謀本部は、今回のミサイルは平壌近郊で発射されたと発表した。
日本の防衛省によると、ミサイルの射程は推定約550キロ。 高高度でロフテッド軌道で発射されたとみられる。 ロフテッド軌道で発射されたミサイルは迎撃が難しくなります。
同省はミサイルの性能を調査している。
松野博一官房長官は水曜日の記者会見で「これは国際社会の平和と安全に対する容認できない脅威であり、関連法令の違反である」と述べた。 [U.N.] 安全保障理事会決議。 国民の安全に関わる重大な問題だ」と述べた。
松野氏によると、日本政府は外交ルートを通じて北朝鮮に抗議した。
北朝鮮の指導者、金正恩氏の妹、金与正氏は月曜日と火曜日、米軍偵察機が北朝鮮のEEZに進入したと主張し、対抗措置を示唆した。
水曜日のミサイル発射は、7月27日の朝鮮戦争休戦合意70周年を前に、北朝鮮が自らの地位を高めようとする試みだった可能性がある。
北朝鮮はこの日を米国に対する勝利記念日と位置付け、緊張を高めることで国内の国民結束を強化したいと考えているのかもしれない。
北大西洋条約機構首脳会議出席のためリトアニアを訪問中の岸田文雄首相は、関係省庁に対し、情報の収集・分析に全力を尽くし、国民への迅速かつ正確な情報の提供を指示した。 岸田氏はビリニュスで記者団に対し、「北朝鮮の行動は我が国、地域、国際社会の平和と安全を脅かしており、決して容認できない」と述べた。 「今後も情報収集と情勢の注視を続け、日米韓の緊密な連携の下、平和と安全の確保に万全を期してまいります。」
この状況について話し合うため、4省庁の当局者で構成する国家安全保障会議が開催された。