岸田文雄首相(中央)は昨年1月、事務所で派閥会議で演説した。
2023年1月4日15時33分(日本時間)
岸田文雄首相率いる自民党派閥は党内から厳しい目で見られている。
最近の臨時国会では、派閥から2人の閣僚が立て続けに辞任し、派閥は首相を支持する行動をとっていないと批判された.
首相就任後も党首を務める岸田氏が党首を務めてきたが、その間に党員は3人減った。
岸田氏は12月23日夜、都内のホテルで開かれた派閥の会合に出席し、約30人の参加者に向けて「高知会が果たすべき責務を皆さんと一緒に考え、私たちを動かしていきたい」と語った。ポリシーを前進させます。」
岸田氏は防衛力強化や子ども政策などを挙げ、派閥の支持を求めた。
岸田派の小野寺五典元防衛相は与党の調整役を務め、防衛費増税への反対論が根強い中、国家安全保障戦略など防衛関連文書3案を改正した。安倍派、党最大派閥。
もう一人の岸田派の宮沢洋一氏は、自民党税制調査会の委員長だ。 法人税などの増税を明記した与党の23年度税制改革大綱をまとめた。
会見で、派閥の第2党首として議長を務めた林芳正外相は「首相が熱くなっているときは一緒に熱くしよう」と発言。
しかし、若い派閥メンバーによると、派閥は昨年、首相を引きずり出すことが多かった。
吉川建衆議院議員は、18歳の女性との飲酒を雑誌が報じたことを受け、6月に自民党を離党した。 11月には羽梨康弘法務相が死刑執行を軽視して辞任し、寺田稔総務相も政治資金疑惑で辞任した。
2021年10月に岸田氏が首相に就任して以降、安倍派は96名から97名に、自民党の茂木敏充幹事長率いる派は51名から54名に増えたが、岸田派は会員数が減少した。 46 から 43 になり、自民党内で 5 番目に大きい派閥にとどまりました。
2022 年 7 月の参議院選挙で岸田氏は新人候補の支持に奔走したが、選挙後に彼の派閥に加わった議員は 1 人だけだった。 参議院選、参院選後の落選や落選で減った党員を補えずにいる。
昨年11月からは、「高知会の活力回復」をめざして、後進派による政策勉強会が始まった。 岸田氏が首相に就任する前から開かれていた同様のセッションでは、外交、安全保障、経済政策に関する提言が取りまとめられた。 こうした活動が岸田氏の首相就任につながったと見られている。
自民党では首相が政権の座についた後、派閥から離れたり距離を置いたりするのが通例だが、岸田氏は派閥に積極的に関与し続けている。
ベテラン派閥のメンバーは、「彼が自分の派閥のために政府を運営していると国民に感じさせないように注意しなければならない.

9月の勉強会会場に到着し、派閥メンバーに挨拶する岸田文夫首相。