内閣総理大臣 岸田文夫
2023年4月12日13時22分
与党自民党内では、5月に広島で開催される主要7カ国首脳会議の後、岸田文雄首相が衆議院を解散するのではないかという憶測が渦巻いている。
日韓首脳会談や岸田首相のウクライナ訪問を受けて、内閣支持率が回復の兆しを見せていることが背景にある。 また、G7 サミットがさらなる追い風になることも期待されています。
自民党幹部は、衆議院・参議院の補欠選挙5回すべてに当選すれば、党内で衆議院早期解散論が勢いを増し、2回以下の当選になれば、解散の話は遠くなります。
岸田氏は現在、衆議院解散に慎重な姿勢を示しており、周囲に対しては「議決を行う意味はあるのか」と語っている。 [lower house] 自民党は現在、単独で安定した過半数を保持しているにもかかわらず、選挙.
今年度予算案が国会で可決された3月28日、公明党の山口夏生代表は記者団の前で岸田氏に対し、現段階で衆院解散を検討していないことを確認した。 公明党が重視する統一地方選にまずは専念するという岸田氏の確約を得るためだ。
翌日、山口氏は党幹部に対し、衆議院解散は当分ないと予想していると語った。
衆議院議員の任期は10月で残り2年となるが、岸田氏の自民党総裁の任期は2024年9月に切れる。自民党総裁選でほぼ無投票で再選できるように。
首相就任直後の2021年10月の衆議院選挙で、岸田氏は衆議院解散後の投票日を「戦後最短の選挙日程」に設定した。 驚くほどタイトなタイムテーブルが与党の勝利につながった。
過去には、補欠選挙の結果で内閣が停滞するケースもあった。
2021年4月、自民党は衆議院、参議院の補欠・再選3回とも無投票で敗れ、菅義偉首相は衆議院を解散できないまま辞任に追い込まれた。
08年4月の衆院山口2区補欠選挙で自民党が敗れたことから、福田康夫首相(当時)は衆院解散の機会を逃し、約5カ月後に辞任した。