日本被団協のノーベル平和賞受賞発表に備え、シンボルの折り鶴を描くニクラス・エルメヘードさん=本人提供

スウェーデン人の画家 ニクラス・エルメヘードさん(47)

 ノーベル賞の受賞者を事前に知る。当日はごく少数の関係者とともに「どことは言えない」一室に隔離され、スマホもパソコンも預ける。

 受賞者の多くは、会ったことも聞いたこともない。写真やモチーフを一つ、二つ見て、短時間で描き上げる。絵は受賞者発表と同時にノーベル賞のSNSやサイトに投稿され、世界が目にする。

 恒例となった受賞者イラストだが、きっかけは自身の就活だった。

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