記者会見する日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の濱住治郎事務局長(右端)ら=2025年9月5日、東京都千代田区、渡辺洋介撮影

 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞決定から1年となることにあわせ、「核なき世界」を訴えるシンポジウムが10月11日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで開かれる。被爆者の高齢化が進むなか、戦争の記憶を次世代に引き継ぎ、核兵器廃絶を訴える。

 日本被団協など約30団体でつくる実行委員会が5日、都内で記者会見して発表した。「核兵器も戦争もない世界を求めて~記憶を受け継ぎ未来へ~」と題し、被爆者の講演や核兵器廃絶に取り組む団体の代表者のリレートークがある。戦争をテーマに大学生らが脚本をつくった朗読劇も上演する。

 日本被団協の濱住治郎事務局長は「被爆者だけではなく、若い人たちと一緒に取り組むことに大きな意味がある」と語った。

 午後1~3時。今月20日までに専用のウェブサイト(https://hibaku-80.jimdosite.com/)での申し込みが必要。大学生以上1千円、高校生以下500円。オンライン参加1千円。問い合わせは日本青年団協議会(03・6452・9025)へ。

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