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2024年7月25日、米ホワイトハウスで記者会見をするカービー広報補佐官(国家安全保障担当)=ロイター

 イスラム組織ハマス最高幹部のイスマイル・ハニヤ政治局長が殺害されたことを受け、米政府から事態の拡大を懸念する声が出ている。パレスチナ自治区ガザをめぐる停戦交渉も、今回の事態を受けて難航するとの見方が強まっている。

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 ホワイトハウスのカービー広報補佐官(国家安全保障担当)は7月31日の記者会見で「大統領はエスカレーション(拡大)を防ぐことに力を入れてきた。今日の出来事も含め、それは複雑で難しいものになっている」と懸念を示した。

 ガザ地区での戦闘が中東地域に広がるのは、バイデン政権が最も避けたい事態だ。カービー氏は「エスカレーションが避けられないとは考えていないし、それが差し迫っている兆候もない。ただ事態を注意深く見守っている」と述べた。

 ガザ地区での停戦に向けた交…

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