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慶応大の渡辺靖教授=神奈川県鎌倉市
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 女性であり、黒人であると同時にインド系でもあるカマラ・ハリス副大統領が、米国大統領選挙の民主党候補として、激戦のまま最終盤戦を迎えています。230年以上の歴史上で初めてとなる女性大統領の誕生に、米国は準備が出来ているのでしょうか。米国社会に詳しい慶応大学教授の渡辺靖さんに聞きました。

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 どちらの候補が当選するかは別にして、カマラ・ハリスさんという、黒人であり、インド系でもある女性が民主党の候補として米大統領選挙を戦っていることに注目しています。選挙を通して社会の変化を読むことができるからです。

 アメリカ社会は女性の大統領を迎える準備ができているのでしょうか。ヒラリー・クリントンさんが大統領選挙に敗れてからこの8年で、さらに女性の社会進出は進んでいます。

 たとえば、アイビーリーグと呼ばれる米国の東部にある名門大学8校のうち昨年は6校で女性が学長を務めていました。

 「ガラスの天井」といわれま…

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