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2024年7月31日、米ヒューストンでの集会で発言する民主党のハリス副大統領=AP
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 米大統領選でハリス副大統領(59)が、民主党の候補者への正式指名を確実にした。党内で熱烈な支持を受けるハリス氏は、2008年のオバマ元大統領(62)に匹敵する「旋風」を生むのか。オバマ氏のスピーチライターを8年務めたテリー・スズプラット氏(51)に聞いた。

 ハリス氏は7月21日のバイデン大統領(81)の撤退表明を受けて後継候補になり、ごく短期間で党内の支持を固めた。バイデン氏が共和党のトランプ前大統領(78)に「惨敗」した6月下旬の討論会後、非常につらい日々を過ごしていた民主党支持者に、ハリス氏は「将来への希望や楽観を抱かせるリーダーとして登場した」とスズプラット氏は分析する。「人々はそうしたリーダーを常に求めており、ハリス氏の話しぶりから、それらがにじみでると感じたはずだ」。副大統領として影に隠れがちだったことも、新鮮な印象につながった、という。

 スズプラット氏は、「自分が何者で、何を信じるかを分かっている人こそが最も効果的な演説者になれる」というオバマ氏の言葉に触れ、「ハリス氏も自分の信念に自信を持っている」と指摘。特に女性が妊娠・中絶を選択する権利についての数々の演説は「情熱的で力強く、効果的だった」と評価した。

オバマ氏初当選の2008年との共通点は

 ハリス氏の出馬表明以降、民…

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