バイデン米大統領は8日、大統領選からの撤退を呼びかける民主党内の声について、もし撤退を望むのなら「党大会で私に挑戦しろ」と強気に反論した。健康状態を不安視する声が続くなか、バイデン氏は出馬の意向を崩していない。
- 【今後のシナリオ】もしバイデン氏が撤退したら?
バイデン氏は8日朝、米MSNBCの番組に電話で出演し「私はどこにも行かない。トランプ(前大統領)を打ち負かすベストな候補は自分だと絶対に信じていなければ、立候補していない」と撤退を否定。「党内のエリートにいら立ちを覚えている。もし彼らの中に私の出馬に反対の人がいるなら、党大会で私に挑戦しろ」とも述べ、撤退を求める党内の声に不快感を示した。
またバイデン氏は同日、民主党の議員宛てに2ページにわたる書簡を送った。米紙ニューヨーク・タイムズによると、バイデン氏は書簡で「選挙戦にとどまることに全力を注いでいる」と明言。党内からの懸念にも耳を傾けてきたとしたうえで、撤退をめぐる議論は「終わらせる時だ」と述べ、結束してトランプ氏を倒すことに注力するよう訴えた。
しかし米メディアでは、バイ…