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新アリーナ建設予定地の県立幕張海浜公園Aブロック=2025年6月19日午前7時52分、千葉市美浜区、前田基行撮影

 千葉市を拠点とするプロバスケットボールチーム「アルティーリ千葉」の新アリーナをめぐり、2万人を収容できる規模で整備する計画が進んでいることが19日、関係者への取材でわかった。実現すれば、プロバスケチームのホームアリーナとしては国内最大級となる。

 建設予定地は、JR海浜幕張駅に近い千葉県立幕張海浜公園(千葉市美浜区)のAブロック。近く、公園を管理する千葉市に運営会社側から方針が伝えられるとみられる。

 同県船橋市に昨春完成したBリーグ強豪「千葉ジェッツふなばし」のホーム「ららアリーナ東京ベイ」は収容人数が約1万人で、2倍の収容規模となる。

 新アリーナの建設をめぐっては、運営会社のアルティーリが昨秋から現地の測量や地質調査を実施。今年1月、正式な候補地として、筆頭株主となった不動産大手、ヒューリック(本社・東京都)と共同でアリーナ建設の検討を進める意向を市側に伝えていた。

 市は2023年にアルティーリと連携協定を結び、新アリーナ建設などに協力している。現在の本拠地は市が所有する「千葉ポートアリーナ」(同市中央区)で、チームは今年5月、Bリーグ2部(B2)で初優勝し、B1昇格を達成。26年に新設されるトップカテゴリー「Bプレミア」への参入が決まっている。

 千葉ポートアリーナでは5月、B2の年間優勝クラブを決めるアルティーリと富山グラウジーズの最後の1戦が、停電のために中止になった。市は停電の原因は、電気を流したり遮断したりする「開閉器」の誤作動だったと発表した。

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