包括業務提携に向けた基本合意書を持つパソナグループの若本博隆会長(左)とエステーの上月洋社長=2025年8月29日午前11時23分、大阪市此花区、西村宏治撮影

 パソナグループとエステーは29日、香りをつかった快適な空間づくりなどで包括的な業務提携を進めると発表した。パソナが手がける宿泊施設やオフィス、保育施設といったさまざまな空間づくりに、エステーの香りの技術を使っていく。

 エステーは木材などの天然素材から、香りの高い水や油を抽出する独自技術を持つ。

パソナグループの若本博隆会長=2025年8月29日午前11時43分、大阪市此花区、西村宏治撮影

 今回の提携ではこの技術を応用し、パソナが宿泊・飲食施設や、農業など幅広い事業を手がける淡路島(兵庫県)で、タマネギをはじめとした農産物など、さまざまな資源から香りを取り出すことに取り組む。

 そのうえで、その香りを宿泊施設やレストランなどで利用するほか、農業と組み合わせた体験プログラムなどに活用することを検討するという。

エステーの上月洋社長=2025年8月29日午前11時33分、大阪市此花区、西村宏治撮影

 またオフィスの環境整備など、パソナがすでに手がける事業でもエステーの香りを活用していく方針だ。

 パソナは大阪・関西万博のパビリオン展示のため、エステーに「土のかおり」づくりを依頼。これがきっかけとなり、幅広い分野での協業に話が広がったという。

 この日、万博会場内で記者会見したパソナの若本博隆会長は「両者でできることのアイデアは次々に出てきていて、無限の可能性を感じている」と説明。エステーの上月洋社長も「淡路島での取り組みをきっかけに、新しい市場をつくっていきたい」などと話した。

エステーの技術で、淡路島特産のタマネギから試験的に抽出された液体。タマネギを炒めたときのような香りがする=2025年8月29日午後0時24分、大阪市此花区、西村宏治撮影

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