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レバノン南部で2024年11月27日、停戦合意が発表された後、避難民となったレバノン人の女性が、破壊された自宅近くのがれきに立ち、本を手にしている=ロイター
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 イスラエルとレバノンとの停戦合意をめぐり、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは27日、イスラエルとの戦いに「勝利を収めた」とする声明を発表した。停戦合意後、ヒズボラが公式に声明を出すのは初めて。今後もパレスチナ人の支援を続けるとしており、停戦が維持されるかは予断を許さない。パレスチナ自治区ガザでは戦闘が続き、その行方が焦点となっている。

 ヒズボラは声明で停戦合意に直接言及せず、「イスラエルの野望と攻撃に対する完全な準備態勢を維持している」とし、イスラエル軍の撤退を注視する姿勢を強調。同軍は10月1日以降のレバノン南部の地上侵攻で最前線の町を占領することに失敗し、ヒズボラのミサイルやドローン攻撃を阻止できなかった、などと主張した。

 レバノンで平和維持活動(PKO)を担う国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)は27日、停戦合意を歓迎。声明で「敵対行為を停止させるために、全ての関係者と協力する」とし、「レバノンとイスラエルを支援するよう準備する」と述べた。

 レバノン軍は27日から、停戦合意に基づき、レバノン南部の中立地帯に部隊を展開させている。一方、イスラエル軍は28日、南部で合意に反する不審な車を見つけ、銃撃したと発表した。

 ガザでイスラエル軍との戦闘…

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