Smiley face

 高崎山自然動物園(大分市神崎)のサルの群れ「B群」の第20代第1位を決める「ピーナツテスト」があり、「オオムギ」(オス・22歳)が1位と確認された。B群18代目を務めた「ヤケイ」(メス・11歳)は返り咲きとはならなかった。

ピーナツをほおばるB群第20代第1位となったオオムギ。後ろにいるのがヤケイ=2024年4月15日、大分市神崎の高崎山自然動物園=神崎卓征撮影

 B群は「ゴロー」(オス・17歳)が2023年5月26日に第19代第1位に就任した。しかし長く群れにいると、メスが交尾を避けるようになる。

 そんな中、ゴローはC群に、気になるメスができた。同年11月12日にはついにB群を離脱。メスを追いかけてC群に行ってしまった。C群に行けば新参者として群れの最下位となるが、それよりも子孫を残す道を選んだ。

写真・図版
ゴロー=2023年5月15日午後3時39分、大分市、高崎山自然動物園提供

 第1位がいなくなったB群では、2頭が双璧を成した。21年に高崎山始まって以来の、メスで1位となったヤケイと、オオムギだ。

 通常は第1位がいなくなって…

共有