25日に開催されるフジ・メディア・ホールディングス(FMH)の株主総会。子会社のフジテレビの浮沈の鍵を握るスポンサーや広告会社の関係者も注視している。
同局を巡っては番組に出演していた元タレントの中居正広氏の性加害問題が発覚して以降、今年1月から有力スポンサーが雪崩を打ってCMを取りやめ、2025年3月期決算で純損益が328億円の赤字に転落。3月末に第三者委員会が調査報告書を発表した後も、営業成績は以前とは程遠い状況が続いている。
民放の主な番組改編期は4月と10月。大手広告会社の部長級社員は「通常ならそろそろ秋改編の提供各社が決まるが、フジはまだ決まっていない。CMが秋に一定程度戻るかどうかは、この株主総会をFMHが株主のみならず、多くの人々が納得するような形で終えられるかどうかにかかっている」と明かす。
活況のテレビCM、フジ除く各局は決算好調
問われているのは、FMH側…