「徹底した政治改革でウミを出す先頭に立つ」。立憲民主党の野田佳彦元首相(67)が、野党第1党の党首として首相再登板への挑戦権を得た。裏金事件による自民党への国民不信を、「十数年に一度」の政権奪取の好機と捉え、再び党運営の先頭に立つ。

 政治活動の原点は街頭にある。松下政経塾を卒塾後、フリーター生活を経て千葉県議選に立候補を決意。津田沼駅前でマイクを握った。29歳だった。日々、何時間も立ち続け、県政入りした。

 両親とも農家出身。父は自衛…

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