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 日産自動車の内田誠社長が6日、ホンダの三部敏宏社長に経営統合協議の打ち切りを伝えた。

 世紀の統合が白紙になることで、ホンダも日産もそれぞれで生き残りへの道を見つけなければいけなくなる。

写真・図版
経営統合協議入りの会見を終え、握手する日産の内田誠社長(左)とホンダの三部敏宏社長=2024年8月1日午後5時3分、東京都中央区、上田幸一撮影
  • スピード求めたホンダ、対等にこだわった日産 統合協議破談の裏で

 先行きに不安の色が濃いのが日産だ。昨年11月に発表した2024年9月中間決算は本業のもうけを示す営業利益が9割超の減益。自動車事業だけでみると1430億円の営業赤字だった。事業構造の立て直しは急務だ。春には役員体制を刷新するとされるが、金融関係者は「内田体制のままで本当に出来るのか」と話す。

 ホンダとの統合が白紙になっ…

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