全国でホール(劇場)の休館や閉館が相次いでいる。そのため大都市圏では、音楽公演や演劇などの関係者が活動の場を求めてさまよう「ホール不足」が深刻になっている。
全国公立文化施設協会(公文協)によると、毎年実施している施設状況調査の対象となっている全国2120施設のうち、休館・閉館中のホールは42施設(4月15日現在)。うち約3割が首都圏1都3県で、2千席クラスの施設が目立つ。全国ではさらに7施設が今年度中に休館に入る予定だ。
「公立私立を問わず、全国各地のホールが改修や設備更新の時期を迎えています」
公文協の岸正人事務局長に理…