米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士2人を乗せて打ち上げられた米航空大手ボーイングの新型宇宙船が米東部時間6日昼(日本時間7日未明)、国際宇宙ステーション(ISS)に到着した。約1週間滞在した後、地球に戻り、米西部の米軍施設にパラシュートで着陸する予定だ。
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宇宙船「スターライナー」は米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から5日、打ち上げられた。
開発が遅れたうえ、打ち上げ直前に延期が繰り返されるなどの問題があった。装置の不具合で、ISSへの到着が予定よりも1時間以上遅れたが、飛行士2人を無事にISSに届けることに成功した。
地球周回軌道への米国の有人宇宙船は、2011年にスペースシャトルが退役して以降、民間に委ねられている。ボーイングに先駆け、起業家のイーロン・マスク氏が設立した宇宙企業スペースXが商業運航を続けている。
ボーイングも今回の有人飛行試験がすべてうまくいけば、本格的な運航を始めるとみられている。(ケネディ宇宙センター〈フロリダ州〉=合田禄)