「機動戦士ガンダム」や「ルパン3世 カリオストロの城」など、手描きを主とした1980年代に公開されたアニメ映画を日本の「どまんなか」から発信する映画祭が5月17~19日に名古屋駅の「ミッドランドスクエア シネマ」である。期間中にはアニメ映画監督や脚本家らアニメ制作のレジェンドら13人が集結し、ファンとの交流の場をつくりたいと初めて企画された。
企画名は「どまんなかアニメ映画祭」。3日間で1980年代に公開された映画を中心に10本が上映され、TVアニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインやアニメーションディレクターを務めた安彦良和さんらがゲスト登壇する。安彦さんは金シャチと名古屋駅周辺、会場となるミッドランドスクエアを題材に、アニメ好きが大集合するポスターイラストも描き下ろした。
スケジュールは17日「機動戦士ガンダムI」(1981年)▽18日「機動警察パトレイバー2 the Movie」(1993年)、「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」(1981年)、「ルパン三世 カリオストロの城」(1979年)、「超時空要塞(ようさい)マクロス 愛・おぼえていますか」(1984年)、「幻魔大戦」(1983年)▽19日「王立宇宙軍 オネアミスの翼 4K リマスター」(2022年)、「AKIRA」(1988年)、「ヴイナス戦記」(1989年)、「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」(1982年)
松竹でアニメ映画「機動戦士ガンダム」3部作の宣伝を担当し、今映画祭の総合プロデューサーを務める近藤良英さんは「数十年の時を超えてなおスクリーンからほとばしるクリエイターの猛烈なエネルギーを映画館で体感して欲しい」。映画祭の実行委員長で会場の運営などをする中日本興業の服部徹社長は「名古屋から全国へ、そしてアジア、世界へと展開できればと考えている」とコメントしている。
詳細は公式HP(https://domannakaanime.com