外国出身、性的マイノリティー、障がい児など、様々な子どもが日本で暮らす。互いの違いを知り、助け合って生きてほしい。そんな思いをアニメで伝える小学生向けの教材が作られた。大阪・梅田にキャンパスがある宝塚大学看護学部の日高庸晴教授(社会疫学)が監修している。
ブラジル出身のミゲルが転校してきた。同級生たちは興味津々に話しかける。
「サッカーうまいんだろう?」「英語わかるはずだよ」「サンバなら踊れるんだろう?」
でも、ミゲルはサッカーが得意じゃないし、英語もサンバもできない。
イメージと違うミゲルに困惑する同級生のりくはある日、目が覚めると米国の学校に転校していた。
「日本人はやっぱり空手とかするんだろう?」「アジア人って算数が得意なんだよね?」
米国の同級生から決めつけられ、居心地が悪い。もしかしてミゲルも……。
DVD教材「アニメ 多様性…