ベルリン北部の郊外で2024年5月28日、記者会見するフランスのマクロン大統領(左)とドイツのショルツ首相=ロイター
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 フランスのマクロン大統領は28日、訪問先のドイツで開いた記者会見で、「パレスチナを国家承認する用意がある」と述べた。一方で、「感情に左右されずに有益な時に実行するべきだ」として、国家承認の時期については明言を避けた。

 マクロン氏は国賓として訪問しているドイツでショルツ独首相と会談。共同記者会見では、イスラム組織ハマスとの軍事衝突をめぐって、イスラエル軍が攻撃するパレスチナ自治区最南部ラファの状況について「恐ろしい」と指摘し、イスラエルに作戦停止を求めた。

 その上で、パレスチナの国家承認について、「フランスにタブーはない」と発言。「国家承認する用意は完全にできている」と表明。一方で、ラファの状況に衝撃を受けているとして、「感情に左右された決定であってはいけない」と述べた。

 これに対して、ショルツ氏は…

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