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マレーシアのクアラルンプールで2025年4月8日、東南アジア諸国連合(ASEAN)の関連会議で講演するアンワル首相=AP

 今年の東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国マレーシアのアンワル首相と、ミャンマーで全権を握る国軍のミンアウンフライン最高司令官が17日、タイで会談した。アンワル氏は地震で被害を受けたミャンマーの人道支援を進めるため、停戦期間の延長などを求めたとみられる。

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 タイの与党・タイ貢献党の関係者によると、両者はバンコクのホテルで会談。同国のタクシン元首相が同席したという。

 ミャンマーでは2021年の国軍のクーデターを機に、国軍と複数の武装勢力の内戦が激化。先月末の地震による被害を受け、国軍を含む勢力が停戦を宣言したが、実際には各地で空爆や戦闘が続いている。

 マレーシア国営ベルナマ通信によると、アンワル氏は今月14日の演説で「マレーシアが運営する臨時病院を含め、支援を継続する」と表明。ただし支援は停戦が実現した場合に行うとし、ミンアウンフライン氏に停戦の徹底を求める考えを示した。

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