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「グリーンアップル大使」に就任したMrs. GREEN APPLE。青森、長野の県知事やご当地キャラクターらと共にリンゴをPRした=2025年9月12日午前11時21分、東京都港区、朝倉義統撮影
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 人気バンド「Mrs. GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)」が、バンド名にちなんで青リンゴの消費拡大を応援する「グリーンアップル大使」となった。リンゴの消費量が減少傾向で特に若い世代に顕著なことから、リンゴの産地として知られる青森、長野の両県知事が、音楽界のトップを走るミセスを任命した。

 12日、東京都内であった任命式ではメンバーの大森元貴さん、若井滉斗さん、藤沢涼架さんに、青森県の宮下宗一郎知事と長野県の阿部守一知事から任命状が手渡された。

 企画第1弾として、大森さんもデザインに関わった特別な箱入りの青リンゴボックスを全国で販売する予定だ。若井さんと藤沢さんは青リンゴを試食し、リンゴアレルギーの大森さんは香りだけ堪能した。

 今年メジャーデビュー10周年のミセス。レコード大賞を2年連続で受賞し、楽曲の国内累計ダウンロード再生回数が100億回を超える人気を誇る。

 近年、リンゴ生産の全品種の中でも青リンゴの栽培割合は増加の傾向にあることから、成長する「グリーンアップル」つながりで、若者に人気のミセスにリンゴ生産のライバルである両県の架け橋として、市場活性化のPRを手伝ってもらうことになった。

 ミセスのメンバー3人は、「まさか青リンゴを背負うことになるとは十数年前に結成したときには思わなかった」と驚き、「しっかり全力で青リンゴをPRしていきたい」と大使としてのメッセージを送った。

 青森の宮下知事は、「青森はリンゴの苗木が来てから150周年。国民的スターのミセスのみなさんに大使になってもらい県民も非常に喜ぶ」と笑顔で語った。長野の阿部知事は「ミセスのみなさんの持つ音楽のエネルギーと青リンゴが象徴する長野の美しさで、多くの人に甘酸っぱいさわやかな風が吹き抜けるでしょう」と話した。

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