Mrs.GREEN APPLEの今回のライブの公式サイト

 人気バンド「Mrs.GREEN APPLE」が横浜市中区の山下ふ頭で26、27日に開いた野外ライブをめぐり、遠く離れた場所でも騒音が聞こえたという声が相次いでいる。バンドの所属レコード会社は28日、バンドの公式サイトで「騒音に関するお詫(わ)び」と題したコメントを発表し、謝罪。「当日の風向きにより想定以上に広範囲に音が拡散」したなどと説明したうえで、「周辺にお住まいの皆様の騒音としてご迷惑をおかけする結果となってしまいましたこと重ねてお詫(わ)び申し上げます」とし、検証して再発防止に努めるなどとした。

 ライブは山下ふ頭の特設会場で行われ、2日間で約10万人を動員。両日とも午後6時から9時ごろにかけて演奏が行われた。

 SNSでは、会場から数キロ~十数キロほど離れた地点でも、ライブのものと思われる重低音が響いてきたなどと訴える投稿が相次いだ。

 所属レコード会社「ユニバーサルミュージック」は、発表したコメントで「周辺住民の皆様より多数の騒音に関する苦情を頂戴(ちょうだい)いたしました。周辺にお住まいの皆様には、多大なるご迷惑をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 今回のライブは「開催概要について近隣の皆様に事前にご案内の上、法令等にて定める音量基準に準拠して開催」したという。海側に向けて客席を設け、「客席の後方で音が衰減するように事前にシミュレーションを重ねて」いたものの、当日の風向きが影響して想定以上に広範囲に音が拡散したと分析。「今回の事態を真摯(しんし)に受け止め検証を行い、再発防止に努めてまいります。同時に、地域の皆様にご理解とご協力をいただけるようなライブイベントの開催に尽力していく所存です」とした。

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