米連邦取引委員会(FTC)が米メタ(旧フェイスブック)を訴えた裁判の審理が14日、始まった。写真投稿アプリ「インスタグラム」やメッセージアプリ「ワッツアップ」の買収が競争を阻む反トラスト法(独占禁止法)違反に当たるかどうかが争われる。メタが敗訴すれば、事業の売却を迫られる可能性もある。
メタは2012年にインスタグラムを、14年にワッツアップを買収した。FTCは、メタが両社を買収する「競合潰し」によって独占状態を確立し、消費者から他のソーシャルネットワークの選択肢を奪ったと主張。20年に提訴した。
争点は、メタが競争する市場の定義だ。政府は、友人や家族がやりとりするSNSをメタの競争市場として定義し、コンテンツを視聴するサービスをメタの競合とはみなしていない。
ザッカーバーグ氏が反論
一方、この日ワシントンの連…