名古屋テレビ放送（メ～テレ、名古屋市）の清水伸司社長（56）が18日、6月の就任後初の会見を行い、放送と配信などの新規事業を合わせて、地域情報の発信の強化で「全力で地域に向き合っていきたい」と述べた。今回の参院選では、選挙関連のニュースの時間を前回より拡充していることも説明した。
メ～テレは今年4～6月の個人全体視聴率で、全日（6～24時）、プライム（19～23時）、ノンプライム（6～19時、23～24時）の「3冠」を獲得。自社制作する朝の情報番組が好調なことが要因の一つという。そのうえで、「より熱狂的なファンを増やすコンテンツを作りたい」として、社長直轄の会議体を立ち上げたことを明らかにした。
また、選挙報道を巡って清水社長は、「特に昨年以降、選挙期間に既存メディアの情報が不十分で、有権者がSNS上の情報に依存してしまう」と言及。今回の参院選では、夕方のニュース番組での選挙報道の放送時間を前回の参院選時に比べて約2倍に増やすなどし、「信頼できる情報をしっかり有権者に届ける」とした。
若年層を中心にテレビの視聴…
