福井市で開かれた全日本アンサンブルコンテスト(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)で金賞に輝いたヤマハ吹奏楽団が17日、地元・浜松市の中野祐介市長に受賞を報告した。トランペット奏者の笹田直哉さん(25)は「思い切ってやろうと取り組み、県大会や東海大会よりも、いい演奏ができた」と話した。
トランペット3、トロンボーン4、テューバ1という異例の編成での金管八重奏。サドラー作曲の「アクション・ブラス」を奏でた。笹田さん自身がヤマハでトランペットの製造を担っている。「きらびやかなヤマハサウンドを響かせられた」。
中野市長は「この編成での演奏を(あらためて)披露してほしい」とリクエストした。ヤマハは6月の定期演奏会で、開幕前に今回と同じ八重奏を披露する考えだ。