道の駅になった観光物産施設「いわき・ら・ら・ミュウ」が新設した野菜売り場=2025年9月8日、福島県いわき市小名浜辰巳町、西堀岳路撮影

 福島県いわき市小名浜の観光物産施設「いわき・ら・ら・ミュウ」が、県内36カ所目の道の駅に認定され、12日にリニューアルオープンする。各地で観光客誘致を期待される道の駅だが、この施設は逆で、新たな集客目標が地元ファミリー層という。背景には、この施設ならではの事情がある。

 県や市などの第三セクターが運営する「ら・ら・ミュウ」は1997年に開業。「漁業の街」でもあるのを強みとし、魚市場併設型の魚介類直売店や海の幸をいかした飲食店が目玉。隣接する船着き場から小名浜港内を巡る遊覧船に乗れることでも人気だ。

 「ら・ら・ミュウ」では道の…

共有
Exit mobile version